賃貸住宅
賃貸住宅について
マンションや戸建の所有形態のひとつとして、賃貸という方法があります。マンションの一室や一戸の戸建を賃貸という形で借りることができて、比較的気軽にマンションや一戸建てに住むことができるというスタイルです。ほとんどの場合が、すでに建っている一戸建てやマンションの部屋を借りることとなると思いますが、時々新築の賃貸物件というものもあります。
人のライフスタイルというものは、年々確実に変化していくものです。その変化に応じて、その時その時の最適な条件で、部屋を探せるという意味で、賃貸住宅は需要があります。
賃貸マンションは、実家を離れて暮らしている学生や、退職後、老後を立地の良い場所で暮らしたい人などにも人気があります。
最近では、設備面においても分譲マンションに引けを取らないサービスを提供してくれる賃貸マンションも増えていて、人気となっています。
賃貸住宅の種類
賃貸住宅の種類もいろいろありますが、まず一戸建ての場合は、駐車場や庭がついている物件が多いのが特徴です。また、マンションとは違って、管理費が不要なことが多いようです。なお、一戸建てといっても、中には"借りられるのは2階のみ"というケースもあるので注意して見るようにしましょう。
賃貸用として新しく建てられる家というのはほとんどないので、中古物件が多いのですが、転勤などの理由で、新しい一戸建てを期限付きで貸し出すというケースもあります。
また、テラスハウスなどと呼ばれる長屋式の一戸建て風の建物は、賃貸目的で郊外などに建てられることが多いので、新築を希望する人にはおすすめです。ただ、普通の通常の一戸建てとは違って、庭でのガーデニングは禁止など、ある程度の制約がある場合もあります。
一方、集合住宅は、地域によっても異なりますが、物件数が多く、探しやすいというのが特徴です。
一戸建てと比べると、周囲の住人に気を遣ったり、自由が少ないように感じられるかもしれませんが、メリットとして挙げられるのは、オートロックなど一戸建てにはない設備が付いていたり、管理人がいるなどの便利な部分があることでしょう。
分譲賃貸マンション
賃貸マンション、アパートの物件選びのポイントとしてーつ挙げられるのは、分譲物件が狙い目である、ということです。分譲物件とは、分譲マンションを買った人が、転勤など、なんらかの理由で自分では住まないので、賃貸に出している物件のことです。
そんなに数はありませんが、このような物件があれば対象候補に挙げておくことをおすすめします。どうしてかというと、分譲マンションはもともと賃貸目的で建てた建物よりも、エレベーターなどの質や部屋の内装、管理体制など、建物自体の基本的な仕様が良い場合が多いからです。
また、分譲マンションに住んでいる住人は賃貸マンションに住んでいる人よりも、とても気を遣って生活してるはずです。
マンションを買った人は、そこに長く住むつもりでいるので、近所とのトラブルなどを起こさないよう注意したり、また、分譲マンションの住人はエレベーターや廊下ですれ違った際、顔見知りでなくても、あいさつをする人が多いですよね。それだけで少し快適に住める気がします。
賃貸住宅のメリット・デメリット
分譲マンションと比べた場合、賃貸マンションのメリットとして挙げられるのは、まず、結婚や出産などによる家族構成の変化や転勤などで住み替えが必要となった場合、引っ越しなど動きやすいということでしょう。
また、それ以外でも、気軽に気分を変えて引っ越ししたいたいときや、また、収入の変化に応じて、賃貸マンションを変えることができます。分譲マンションを購入した場合は、ローンなどの支払いがあるので、簡単に引っ越しもできなくなるでしょう。
また、購入の際の頭金を支払う必要がないので、使い方次第では、その分の資金を投資などで運用して増やすことも可能となります。
逆にデメリットとして挙げられるのは、例えば、収入がなくなったりした場合や、老後にも家賃を支払い続けなければならないということでしょう。さらに、高齢になると賃貸物件を借りるのが困難になります。