住宅購入の時期
住宅購入の時期について
住宅購入の時期は、いつが最適なのか悩む人も多いでしょう。住宅購入は人生で最大の買い物ですから悩むのは当たり前です。
「住宅ローン控除を受けられるうちに」、「消費税が上がる前に」、「低金利のうちに」、「住宅建材の価格が上昇する前に」などなど、住宅購入を急ごうと思うと、急ぐべきワケはたくさんみつかります。
「このまま賃貸物件に家賃を払い続けるくらいなら、多少の無理をしても、その分をローンに回した方が資産が残るじゃないか。」と思う方もいるかもしれません。
確かに一理あるのですが、購入する住宅が一戸建ての場合、メンテナンスにかかる費用や固定資産税などが月々に換算して2万円程度かかるといわれています。
住宅購入の時期を考えるのなら、何よりもまず、自分の人生設計を考えて下さい。綿密な返済シュミレーションもかかせません。
品確法
実は昨今、住宅購入のトラブル・苦情が急激に増えてきているんです。問題の打開のために設けられた法律が、住宅の品質確保の促進等に関する法律である「品確法」といわれるものなんです。
これは、国民生活の安定向上、国民経済の健全な発達に寄与することを目的とされていて、欠陥や瑕疵の保証が最低10年~に増えたり、瑕疵や欠陥などを含め多彩なことが原因で問題が起きた場合も裁判は必要なく、短期間・少ない費用で解決できたりと買う側にとってはとてもありがたい法律です。
また、これによって住宅性能が共通の取り決めによって表現されるので、購入者にも簡単に性能が判断できるようになります。
そのため、品質への意識が高まり、欠陥住宅などを選ぶ可能性が低くなると考えられます。
住宅購入の流れ
住宅購入の流れとしては、まず、マイホーム購入の予算を決めます。どのくらいの住宅ローンなら返済できるのか、自己資金はいつまでに貯めるのか、パートナーと一緒に相談しましょう。
ほとんどの人は住宅ローンを組むでしょうから、どの住宅ローンにするのか検討する必要もあります。どちらかの両親が資金援助してくれる場合は、贈与税対策をするといいです。
住宅を購入する予算、資金繰りの目処が立ったら、家族とよく話し合って、自分達の理想の住まいはマンションなのか、一戸建てなのか、新築にこだわるのか、中古にするのか、後悔のないように選択しなければなりません。
駅から徒歩何分以内がいい、近所にスーパーがほしいなど、家族それぞれに要望があるでしょう。予算に応じて、どの条件を優先するのかも考えておきます。
売買契約
予算と希望する物件の条件が決まったら、信頼できる不動産会社を探してください。不動産会社を探す時には、宅建免許を確認したり、免許を交付した行政庁に行って業者名簿を閲覧するなどして、慎重に判断します。
気に入った物件をみつけたら、必ず現地見学に行き、必要なポイントをチェックしましょう。建物そのものだけでなく、土地の条件もよく確認しておく必要があります。
全てに満足できる物件がみつかったら売買契約をしますが、複数の物件で迷っている時などは先に申込をする場合もあるかもしれません。売買契約書に署名・捺印する前に、重要事項の説明を受けます。
できれば、重要事項説明書に署名・捺印するのは、売買契約書を交わす前日までにしてもらいましょう。
売買契約をする直前に読み上げられても、何も検討できないと思います。売買契約をしたら手付金を支払いますが、これはキャンセルしても戻ってこないので注意してください。