住宅購入相談
住宅購入相談は大事
住宅を購入しようと決めると、物件探しから始める方が多いです。しかし、実はそれより先にしておいた方が良い事があります。
それは、教育資金や老後資金がどれくらい必要かなど住宅購入後の支出についてきちんと把握しておく事です。
それをせずに物件探しをしてしまうと、将来考えもしなかった理由で困ることになる可能性があります。
そこで、お薦めなのがファイナンシャルプランナーによる住宅購入相談です。これだと、お金のプロが全ての収支を把握したうえで、無理のないプランを考えてくれます。
そうすればどれくらいの金額なら出せるのかきちんとわかりますから闇雲に探すよりも確実に、不安のない物件を選べるはずです。
また、プランを作成し、希望をしっかりと把握している担当に、物件探しのサポートも頼めれば無駄な営業に惑わされる事もありませんし、物件の情報提供してもらえるでしょう。
住宅ローン
住宅購入の際、頭金はどのくらい貯めたらいいのでしょうか。頭金の割合が住宅購入価格の10%以上あって、住宅ローンの返済率(年間返済金額が年収を占める割合)が25%以下であれば、利用できる住宅ローンはたくさんあると思います。
頭金が不足していても、返済率が25%以下なら借りられる住宅ローンはあるはずです。ただ金利が高いなど、借り入れ条件は悪くなってしまうかもしれません。
住宅ローンの返済率が25%より多い場合は、住宅ローンの融資を受けるのが難しいこともあります。
なるべく頭金をたくさん入れて、月々の支払い金額や支払い年数を少なくするのもいいですが、あえて頭金を少なめにして、余裕があれば繰り上げ返済するという方法もありでしょう。
支払いが滞らないように、月々の支払い金額を少なめに、支払い期間を長めに住宅ローンを組んでおいて、できる限り繰上げて返済していく方が何かあった時に困らないと思います。
住宅ローンの種類
住宅ローンを選ぶとき、初期の返済額が抑えられ、金利が低い、変動型のローンなどに目が行きがちですが、これらは将来的に金利が上がった場合、返済額も同時に上昇してしまうので、実は案外リスクが高いんです。
日本のサラリーマンの7割ほどが変動型を選択しているというデータもあるようですが、これは結構危ないように思いますね。
このようなリスクも配慮し、賢く住宅ローンを選ぶためには住宅ローンの特徴をきちんと把握しておく必要があります。
住宅ローンには、「フラット35」「銀行ローン」「公的融資」と大きく分けて三種の物があり、金利のタイプも「固定型」「変動型」「固定期間選択型」などと様々で、取り扱うところまで違ったりと個々に特徴があります。まずはそれらをしっかりと把握してください。
確定申告
サラリーマンの方は住宅を購入したら、必ず確定申告しましょう。住宅ローン控除の恩恵を受けるためには、住宅を購入した翌年に確定申告する必要があります。
還付申告になるので、一般の人で混雑する二月中旬から三月中旬を避け、一月の受付開始直後に行くとスムーズに行えると思います。
確定申告書を作成する前に、住宅ローン控除を受けるために必要な添付書類を揃えます。
住宅の登記簿謄本(抄本、登記事項証明書)と住民票の写し、サラリーマンであれば源泉徴収票の原本、住宅の購入のために借り入れた資金の借入残高証明書(融資額残高証明書)、購入した物件の売買契約書か工事請負契約書のコピーなどが必要でしょう。
とても古い中古物件の場合は他に必要な書類が増えることがあるので、早めに準備しておくといいです。必要な書類が揃ったら、確定申告書に記入します。