宅地建物取引主任者士

宅地建物取引主任者士とは?

宅地建物取引主任者(宅建)とは宅地、建物の売買・交換・賃貸の契約が成立するまでの間に重要事項などの説明を行う国家試験資格者です。通称、宅建などと呼ばれています。
公平な取引を行うために、国が定めた試験に合格しないと重要事項等の説明を行ってはいけません。 宅地建物取引主任者主任者は重要事項や契約内容の説明をするときは宅地建物取引主任者証を提示しなければいけません。
不動産事業を運営するにあたって、業務を行う者5人に対して、1人の割合で宅地建物取引主任者を置かなければいけません。
主任者証の発行は、登録してある都道府県知事から発行してもらわなければ業務を行う事はできません。
受験資格については年齢・性別・学歴等の制限は一切なく、年に1回(10月の第3日曜)に行われていて、合格発表は12月ごろ(11月29日~12月5日までの水曜日)に発表されます。

宅地建物取引主任者の難易度

宅地建物取引主任者は国家試験です。ネット上では簡単と結構言われていますが、基本的には丸暗記しなければいけないことが多く簡単ではないでしょう。問題の傾向としては、ひっかけ問題が多いです。だから、丸暗記しなければいけないという事が挙げられるでしょう。
だからといってすべてを丸暗記しなければいけないかというとそうではないと思います。単純に問題になれることだと思います。独学で取っている方は過去問題集を何回も解いています。
何回も繰り返すことで、問題の傾向やひっかけ問題に慣れますし間違ったところを復習することで覚えます。
1年勉強しなければ受からないという人もいれば3か月で受かったという人もいます。やり方次第では短期間で合格できると言えるでしょう。

宅地建物取引主任者のメリット

宅地建物取引主任者のメリットはもちろん、不動産業界では必至とも言える国家資格ですが、他にも役に立つ業界があることはご存知でしょうか。
金融機関でも、役に立つんです。銀行の仕事で、大切な仕事の一つとして住宅ローンの貸出があります。
お客様が購入する建物や土地がどれくらい価値のあるものなのかを審査しなければいけません。
このときに役に立つのが不動産の知識です。住居専用地域・商業地域・工業地域・定められている用途制限によって不動産の価値が変わってきます。こういったときに宅建の知識が役に立ってくるんです。
他にも建築会社でも役に立ってきます。建物を建てる仕事ですから、ここは住居専用地域などといった建物に関する知識があるということですから有利になります。

不動産コンサルティング技能試験

不動産コンサルティング技能試験とは不動産コンサルティングを行うための、必要な知識や技能を審査し国土交通省が認定する公的資格です。
試験を受ける資格としては、宅地建物取引主任者、不動産鑑定士の登録者に対しての試験ですので、どちらかの資格登録者が条件となります。
試験合格者は不動産業界で5年の実務経験を積んだ時点で、不動産コンサルティング技能者として登録することができるようになります。
試験は、毎年11月上旬の日曜日に実施されます。実務・事業・経済・税制・建築・金融・法律などを択一式試験と記述試験によって出題されます。
合格率は、受験者の水準が高いので、約70%の方が合格しています。ある程度の知識・経験があるからではないでしょうか。

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